上士幌の牛さん はじめまして!

上士幌町には、牛が約36000頭(肉牛13000頭、乳牛23000頭)いるそうです。上士幌町の人口は約4700人程度だそうなので、人より牛が多い町ということです。

この日は、農林課の方から、防疫レクチャーを受けた後、宮内牧場に酪農見学に行かせていただきました。

防疫レクチャーでは、牧場で細菌が繁殖するのを防ぐために、どのような対策をしているかを学び、その他にも、牛の性格や、管理の方法、TMRセンターからの各農家への餌の供給や、糞尿を使ったバイオガス発電、牛舎の種類など様々なことを教えていただきました。

また、オスの牛には漢字の名前を付け、メスの牛にはひらがなで名前を付けること、どの牛にも、10桁の番号が割り振られていて、それにより牛の頭数や産地などを管理していことなど、豆知識も教わりました。

宮内牧場では、牛が生まれてから、搾乳できるようになるまでの流れを、実際に見せていただきました。

宮内牧場に行って、まず一番に見た牛舎は、赤ちゃんの牛舎です。ミルクを飲んで大きくなります。生後1週間の最年少の牛は、ミルクを飲むのに時間がかかっていて、かわいらしかったです。

オスの牛は生後2週間程度で、別の場所に行ってしまうのでこの日はオスは一頭もいませんでした。

手を近づけるとおしゃぶりのように、なめてくれます。もっとミルクが欲しいそうです。

口の中はざらざらしていました。

次の牛舎は、少し成長した牛たちです。この牛舎の牛は、ミルクを卒業し、牧草を食べ始めていました。

手前から小さい牛、奥に行くにつれて成長した牛が育てられています。

次は、妊娠適齢期まで成長した牛がいる牛舎です。これも写真の奥の方が月齢の高い牛です。生後14か月から妊娠できるそうです。

頭に赤いマークがついているのは授精をした後の牛たちです。家畜人工授精師という特別な資格をもった人が牧場に来るそうです。どんどん優秀な牛の遺伝子が引き継がれていくということを教わりました。

次は、搾乳牛舎。下の写真は搾乳直後の牛たちです。搾乳牛舎の中も、よく乳がでる牛、乳が出なくなってきた牛が別の部屋に分けられて管理されています。

妊娠期間は10カ月間。妊娠を直前に控えた牛たちは、ここで休憩しています。

搾乳している様子も見せていただきました。機械化されていて、想像していた乳しぼりの印象とは全く異なりました。こんな感じの機械です。

搾乳が始まると、一頭一頭どれくらいの乳を搾れたか、前日との搾乳量の比較、搾乳にかかった時間などが、上の方についているパネルで確認できます。

どこの部屋にどの牛が入ったかは、牛の前足についているセンサーで感知しているそうです。

機械を取り付ける作業を体験させていただきました。

スポっとはまります。「ありがとう、頑張って!」という気持ちになります。

一通り、牛の成長を見させていただき、とても効率的に牛乳を生産していることが分かりました。

また、牛の餌を作るための畑の管理や牛の糞尿の処理などを町が行い、牧場の負担を減らし、運営を支えていることも分かりました。

牧場で働く人たちのすごさと責任感、仕事と生活との結びつきを実感しました。また、搾乳の機械だけでなく、多くの機械が活躍しており、そのハイテクさにも驚きました。

これまでは「もし牛を見に行ったり育てたりしたら、牛を食べられなくなったり、かわいそうだとういう気持ちが強くなるのではないか。」とぼんやりと考えていましたが、不思議なことに、この体験や見学を通して、牛乳や牛肉をおいしく大切にいただこうという気持ちが強くなりました。

多くのことを教えてくださった宮内農場さん、牛乳や肉牛の生産に関わる方に感謝です。

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