プロジェクト取材【宮内牧場②】

先日、宮内牧場で、取材をさせていただきました。

その時のことを、下の記事に書いています。

その日の取材を受けて、今回は、朝のお仕事の様子を実際に見せていただくことになりました。

酪農家のお仕事は、朝早く始まります。1日2回、搾乳を行う必要があり、朝と夕方に分けて行うためです。

ということで、この日の出発時間は朝の3時半。コーディネーターのあみさんとチェベが送ってくれました。

朝焼けがとってもきれいです。

到着したのは、朝の3時50分頃。

宮内さんは、すでにつなぎを着て、仕事をすぐにでも始められる様子でした。

少しお話したら、さっそくお仕事スタートです。

まず、子牛がいる牛舎を通り抜けます。

この時も、この牛はいつ生まれたなどということを教えてくださいました。

そして、お母さん牛がいる牛舎に向かいます。

宮内さんが向かうと、待ちわびたようにこちらをのぞき込んでいる牛がいました。

今から、だいたい3時間かけて、この大きな牛舎の掃除をしていきます。

まずは、糞掻きです。牛のベッドにある糞尿を手作業でどんどん通路に落としていきます。

掃除をしている間、牛舎の扉を解放し、少しずつ牛たちを隣の搾乳舎へ移動するよう促しています。

移動した牛たちは、ここら辺で自由にしています。

奥にあるのが搾乳舎です。

搾乳舎で搾乳を担当する方もいて、宮内さんはその間、牛が少なくなった牛舎を一気に掃除していくのです。

糞掻きを終えると、今度は車に乗って、通路の糞尿を掻きだしていきます。

バックで牛舎の中に入り、戻ってくるときに一気に糞尿を集めてきて外に出します。この時の運転技術の高さには驚きの連続でした。ぶつからないの!?というくらいのぎりぎりのラインで、何度も行ったり来たりを繰り返していました。

そして、一回通ったところはとてもきれいになっていました。

糞尿の掃除が終わると、今度は、藁を床にまいていました。

少しずつ、適量の藁を通路に落としながら進むプロの運転技術をまた見ることができました。

その後、車を乗り変えて、寝藁をベッドの上にまいていきます。

機械で寝藁を少しずつそぎ落としながら、ベッドに適量の寝藁を置いていく様子は見ていてとても面白かったです。

最後に、ベッドにまいた寝藁を、枕の方へ手作業で押していきました。

こうしている間に、搾乳を終えた牛たちは続々と自分たちのおうちへ戻って来ていました。

宮内さんは、ここまでの掃除の作業を、全部一人で行っていました。牛舎がなかなか広いので、とても体力を使う仕事だと感じました。

きれいになった牛舎を解放し、牛たちが入ってくると、牛たちがきょろきょろして、自分のベッドを探している様子がかわいらしいです。

だいたい7時で、仕事はいったんひと段落。

これまで2回じっくり宮内さんのお話を伺い、その時点でも尊敬の念が大きかったのですが、実際にお仕事をなさっている様子をみて、さらにそのすごさを感じることができました。

この後、TMRセンターから餌が運ばれてくるまで、少し時間があったので、それまでほっと一息ついた後、近くの自然を案内してくださいました。

こんな、森のような場所を通って、

川に到着!

ここら辺で有名な、「十勝石」と呼ばれている黒曜石を川の中から見つけて見せてくださいました。

採れたてで、水にぬれている感じが余計かっこいい!

こんなことをしている間に、餌の時間がやって来ました。

大きなトラックで、運ばれてきます。

この大きなトラックは荷台が4つの餌を入れる箱に分かれていて、それぞれに牛の餌が入っています。餌の栄養価が、箱によって異なるそうです。

牛舎の中は、牛が出せる乳量の違いや、出産してからの日数などで、群管理がされているので、どの群にどれくらいの栄養価のある餌をあげるのかも管理しているそうです。

TMRセンターのトラックから、餌をまく車に餌をうつし、牛舎へ出発。

新しい餌は、牛の食いつきが違います。おいしいのかな?

こうして、朝のお仕事見学が終わりました。

帰宅は8時。「え~まだ8時?」となるくらい、もう一日分の労働が終わったような感覚になりました。

実際は、午後にも搾乳の時間があったり、他の月齢の牛がいる牛舎の管理があったり、畑の管理があったりと、まだまだ仕事はあります。しかも、酪農家は、牛を健康的に育てるために365日、仕事を止めることはできません。

こう考えると酪農家ってやっぱりすごい!

普段当たり前にいただける食事の背景への、感謝の気持ちも、またさらに強くなりました。

この様子は、のちに、11分の動画にまとめました。小学校の授業で子供たちに見せたり、上士幌の図書館やハレタに置いていただいたりすることになりました。

こんな酪農家さんのかっこよさが、多くの人に伝わるといいなと思っています。

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